1. 先輩社員の声

成長する

いのちと食に責任をもつ
それは、
仕事に誇りをもつこと

いのちが生まれ、育まれる養豚の現場。それは、私たちが生きるために不可欠な「食」の原点でもあります。スワインファームジャパンのスタッフたちは、それぞれが“いのち”に誠実に向き合い、日々成長を感じながら業務に取り組んでいます。ここでは、そんな先輩社員の声をご紹介します。

スワインファームジャパンのスタッフたち

動物が好き!
いろいろな豚の個性に
向き合えることが楽しいです

濱田(29歳)入社1年目
繁殖部門 交配舎

私の仕事は…
豚の発情期の見極めから、種付け。
その後の母豚の飼養管理を行っています。
繁殖部門 交配舎 濱田(入社1年目)

前職も動物を扱う仕事でしたが、豚を育てるのは初めて。スワインファームジャパンでは豚の個性をみながら1頭1頭を大切に育てているので、それが就職の決め手になりました。
仕事で難しいのは、性格や体質の違う豚の状態を見極めること。豚は21日の周期で発情し、種付けが可能な期間は1日の豚もあれば数日続く豚もあってそれぞれ。一度のがしてしまうと、21日間、種付けができなくなるため効率的な生産ができなくなってしまいます。豚の個性に向き合うことは難しいですが、動物相手の仕事ならではの面白さでもあります。

働いて、おどろいたことは…?
残業が、ほとんどないこと。私の現場では、だいたい1週間単位で業務管理をしています。
スタッフは「今日必ずやること」と「明日でも良いこと」を常に意識しながら仕事をしているので、 毎日ほぼ定時で帰宅できます。動物関連の仕事は残業があるのかなと思っていたので、とても意外でした。

1日のタイムスケジュール

7:30
出社
7:45
朝礼・ミーティング
8:00
餌やり・豚舎の清掃
9:00
発情確認 種付け
10:00
離乳豚受入れ
11:00
妊娠豚の健康管理
12:00
昼休み
13:00
午前中の業務の続き
14:00
発情確認
15:00
種付け
16:00
豚舎の清掃
17:00
退社

目指すは、分娩中の事故ゼロ。
先輩社員の話を聞きながら、
勉強を続けています

(26歳)入社4年目
繁殖部門 分娩舎

私の仕事は…
母豚の分娩と子豚が離乳するまでの飼養・健康管理を 担当しています。
林(26歳)入社4年目 繁殖部門 分娩舎

大学で豚の研究をしていて、養豚に興味があり入社を決めました。先輩社員は畜産未経験者が多いですが、皆さん、豚に深い知識があって勉強になることばかり。先輩たちには、それぞれ豚の状態を見るポイントがあって、それを聞くことも面白いです。分娩において難しいのは母豚の管理。いつ始まるかわからない分娩は夕方始まってしまうと、最後まで見届けることができません。私たちがいない夜間も正常な分娩が進むか見極めることに気を使います。いつかは分娩だけではなく交配にも関われるように、もっと成長したいです。

忘れられないエピソードは?
入社間もない頃、分娩中の母豚の変化に気づくことができず、母豚・子豚ともに死なせてしまったことがありました。
それからの目標は分娩中の事故をゼロにすること。
つらい経験でしたが、間違いなく今に生きていると思います。

1日のタイムスケジュール

7:30
出社
7:45
朝礼・ミーティング
8:00
餌やり・豚舎の清掃
9:00
治療・通路消毒
10:00

12:00
離乳・母豚の
交配舎への
移動作業
12:00
昼休み
13:00
子豚の体重記録
子豚の里子作業
14:00
去勢・治療
15:00
子豚の餌・水やり
温度チェック
16:00

17:00
分娩開始、最初の
1頭出産まで
状態管理
17:00
退社

経験の積み重ねが、自信に。
母豚のためになることは、
どんどんチャレンジしています

御園(24歳)入社7年目
繁殖部門 交配舎

私の仕事は…
分娩までの母豚の飼養・体調管理を
行っています。
御園(24歳)入社7年目 繁殖部門 交配舎

母豚は一度体調が悪化してしまうと治療が長引き、場合によっては流産を起こすこともあります。そのため、初期段階での対応がなにより大切です。入社当時は、病気の兆候も治療の仕方もわからないことだらけでしたが、先輩や獣医さんが丁寧に教えてくれたおかげで、今では豚舎の全体を見渡しただけで、体調の悪い豚が目にとまるようになりました。先輩たちは、細かいことをアレコレ指示するわけではなく、ある程度は見守ってくれる姿勢で、僕自身が試してみたいことは「やってみたら良いよ」と背中を押してくれるのもありがたいです。

入社前、心配していたことは…?
ニオイです。正直、耐えられるか、と心配していました。でも、実際は思ったよりも気にならなかったですね。また、交配舎がある石神農場は業務前と業務後にシャワーを浴びます。洋服もすべて会社から支給されて洗濯してもらえるので、ニオイで気になることはありませんでした。

1日のタイムスケジュール

7:30
出社
7:45
朝礼・ミーティング
8:00
餌やり・豚舎の清掃
9:00

11:00
母豚の健康管理・
治療・発情確認
11:00
母豚を交配舎へ移動
12:00
昼休み
13:00
豚舎の清掃・消毒
14:00

16:00
母豚の健康管理・
ワクチン投与
16:00
豚舎見回り
17:00
退社

葛藤も明日の糧に。
産業動物だからこそ
大事に育て上げたい

三才(38歳)入社2年目
繁殖部門 分娩舎

私の仕事は…
分娩前後の母豚の管理、
そして子豚の管理を行っています。
三才(38歳)入社2年目 繁殖部門 分娩舎

私は以前動物園で働いていました。動物園の飼育とは違い、養豚で難しいのは多くの豚の管理を一度にしなければならないこと。給餌や掃除、分娩、子豚の世話、治療など、1日の仕事はたくさんありますが、私はまだまだそれがうまくいかなくて…。先輩たちのように基本の作業をスムーズに行いながら、それ以上のことに目を配れるようになりたいですね。豚にとっても、分娩は命がけの作業。しかも日にちの予想はできても、いつ始まるかまではわかりません。分娩の難しさではありますが、多くの豚が正常に分娩できるように日々勉強と考えています。

仕事の心構えで大切にしていることは?
常に豚に感謝すること。
愛玩動物とは違い、産業動物は「かわいい」だけでは育てることはできません。
私自身、その葛藤は未だにありますが、だからこそ豚に感謝するようにしています。

1日のタイムスケジュール

7:30
出社
7:45
朝礼・ミーティング
8:00
母豚の餌やり・豚舎の清掃
子豚の餌やり・治療・清掃
9:00
離乳作業
(母豚・子豚の豚舎移動)
10:00
里子管理・母豚の治療
11:00
昨日の分娩業務の記載
12:00
昼休み
13:00

16:00
母豚の洗浄、
子豚の去勢・断尾・治療
豚舎の管理
16:00
母豚への餌・
水やり、
分娩舎巡回
17:00
退社

人間ができる最大限の努力を。
予定通りにはいかない分娩の
効率化を考えています

入川(49歳)入社3年目
繁殖部門 交配舎

私の仕事は…
母豚の分娩・離乳、そして種付け。
後輩への指導も行っています。
入川(49歳)入社3年目 繁殖部門 交配舎

母豚の状態は、24時間常に変わり続けます。だからといって、私たちスタッフが常駐することはできないので、豚が人間の介入なしでも正常に分娩できるように事前管理が大切です。
また、分娩・離乳・種付けは、年間の出荷頭数にも関わる養豚のスタート地点。豚の分娩は兆候はあっても予定通りにはいかないので、私は常日頃から豚に対して人ができることを最大限に行うように心がけています。養豚は、1日の効率や年間計画を見渡して動ける人が向いていると考えています。

業務で大切にしていることは…?
1日の計は午前中にあり!午後は明日の段取りをするようにしています。スワインファームジャパンに残業はほぼありません。だからこそ、業務の段取りや見通しを立てたり、優先順位を決めておくことが大切。常に業務の効率化を考えて行動するようにしています。

1日のタイムスケジュール

6:30
出社・豚舎見回り
7:45
朝礼・ミーティング
8:00
餌・水やり
9:00
豚舎の清掃・消毒
10:00

12:00
離乳・母豚の
交配舎への受入れ
12:00
昼休み
13:00
餌・水やり・健康管理
14:00

15:00
去勢・ワクチン投与
15:00

18:00
餌・水やり・
豚舎見回り
18:00
退社

清掃・給餌・水やり…
細かな仕事を丁寧に。
それが業務効率化のポイントです

ダナ(42歳)入社3年目
繁殖部門 子豚舎

私の仕事は…
離乳までの子豚の飼養管理と健康管理をしています。
ダナ(42歳)入社3年目 繁殖部門 分娩舎

この仕事のおもしろいところは、仕事を丁寧にするほど結果がでることです。豚はとてもデリケートな動物。季節や空気の流れ、豚舎の清潔さなどで出産頭数や病気の発症率が変わります。そのため、日頃の清掃や給餌・水やりなど細かな仕事すべてに理由があります。私は先輩社員にはそれを含めて教えてもらい、早めの対策を心がけています。たとえば、明日の天気ひとつとっても、温度管理や給餌など今日とは違う対策をする必要があるんですよ。畜産は業務効率化がしにくい業種だと思われるかもしれませんが、実際は逆だと思っています。

先輩社員はどんな印象?
アレコレ細かくいってくることはありませんが、常に見守ってもらえていると感じています。
聞いたことに関してはもちろん丁寧に教えてくれますよ。
先輩社員それぞれがもつ養豚の方法論を聞きながら、自分の感覚を高めるように努めています。

1日のタイムスケジュール

7:30
出社
7:45
朝礼・ミーティング
8:00

8:30
子豚の君津農場への
移動作業
8:30

9:30
餌・水やり・清掃
9:30

11:00
離乳・子豚舎への
移動作業
11:00
子豚の健康管理・治療
12:00
昼休み
13:00
見回り・餌・
水チェック・温度管理
14:00
豚舎消毒
15:00

17:00
餌・水やり・
片付け
17:00
退社

自分なりの試行錯誤が
結果につながる達成感!
生き物相手だから飽きません(笑)

田中(50歳)入社4年目
繁殖部門 交配舎

私の仕事は…
交配・分娩の全体管理を行い、年間計画の調整もしています。
田中(50歳)入社4年目 繁殖部門 交配舎

この仕事は、毎日あきないのが魅力です(笑)。豚は個性や季節によって、その日の反応も様々。私が担当している種付けも教科書通りにいくことはなく、観察力や洞察力が求められます。私自身も1年間は、先輩の助言を仰いだり、豚の状態のメモをとったりして自分なりに学んできました。悩むことも多かったですが、種付けが思い通りにいくと達成感がありましたね。また、自分の答えが100%ではないことも楽しいです。スタッフそれぞれに豚を見るポイントなどがあるので情報共有しながら、勉強を続けています。

スワインファームジャパンの
良いところは…?
成績をだせば、評価をきちんとしてもらえるところ。
日々、丁寧に仕事をすればするほど年間出荷頭数は確実に上がります。それが評価につながるので、やりがいがあります。また会社が現場の意見をきちんと吸い上げて対策してくれるところには信頼をおいています。

1日のタイムスケジュール

7:30
出社
7:45
朝礼・ミーティング
8:00
餌やり・豚舎の清掃
9:00
発情確認 種付け
10:00
離乳豚受入れ
11:00
妊娠豚の健康管理
12:00
昼休み
13:00
午前中の業務の続き
14:00
発情確認
15:00
種付け
16:00
豚舎の清掃
17:00
退社

効率的な生産を目指し、
農場全体の繁殖計画や
働きやすさを追求しています

柏谷(49歳)入社6年目
農場長

私の仕事は…
農場長として母豚の健康管理をはじめ、
年間の出荷頭数に関わる繁殖計画や働きやすい環境づくりなどを行っています。
柏谷(49歳)入社6年目 農場長

養豚は、種付けを始めとした繁殖、妊娠豚の飼養管理、分娩、子豚の飼育、そして肥育という段階を経て行われます。市原農場は特に繁殖と子豚の飼育までを行う農場で、スワインファームジャパン全体の出荷頭数に関わっています。
私の仕事は、市原農場で出荷頭数を決める繁殖計画を立てたり、獣医と相談して豚の健康管理のレギュレーションづくりをすること。また、スタッフの働きやすい環境を考え、増棟計画などにも関わっています。
この仕事のおもしろさは、なによりも人に「おいしい!」といってもらえることです。自分の仕事で、誰かの日常に“幸せ”を届けられることにやりがいを感じますね。

仕事で大切にしていることは…?
畜産の楽しさは、なにより「おいしいね」といってもらえること。そのために、私は常に現場に足を運び、スタッフの声を繁殖計画や健康管理方法などに反映するようにしています。また、私は、健康でおいしい豚を育てるためには、スタッフたちに生き生きと働いてもらえる環境づくりが大切だと考えています。スタッフと常にコミュニケーションをとり、小さな声も聞き逃さないようにしています。

1日のタイムスケジュール

6:30
出社・事務処理
7:45

8:00
朝礼・ミーティング
8:30
繁殖巡回
9:00
君津の肥育農場へ
移動豚の出荷準備
10:00

12:00
豚の餌やり・
水・健康管理
12:00
昼休み
13:00

17:00
豚の餌やり・
水・健康管理
17:30
市原農場へ帰社
事務処理・後片付け
18:00
退社

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